長女がおうち英語を始めて3年たった2023年夏
ついに初めての英検にチャレンジすることになりました。
今回は、1日で受験完結!
受験日候補も多い、英検SCBTを受験してきました。
”やっぱり従来型にしておけばよかったかな”
と不安に思うところも正直ありましたが、
いくつか事前準備のステップを踏むことで、
小学生でも無事落ち着いて受験することができたようです。
そこで、同じように小学生でS-CBTを受験を検討&予定される方向けに、
我が家の実体験を元に
事前の対策、当日気を付けたいポイント等、紹介させていただきたいと思います。
一日で受験を完結できるなら、
週末の習い事も何度も休ませなくていいじゃん!!
英検SCBTとは
まず、英検S-CBTと従来型の違いを簡単に解説します。
- 出題形式は、英検(従来型)と同じ
- ペーパーテスト&面接という従来型に対して、SCBTではパソコンで回答
- スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能を1日で行う
- 面接もパソコンへの吹込みで行われる
- 実施級は、準1級、2級、準2級、3級のみ
- 受験日程は、従来型が年3回決まった日程で実施されるの対して、SCBTは原則毎週土日実施
受験日程が多いから、ご家庭の都合に合わせて
日程が選びやすいですね!
英検SCBTのメリット
- 受験日程が多い
- 受験会場が豊富
- 一日で受験完了できる
- リスニングが聞き取りやすい
- 個別ブースなので集中しやすい
- 早く終われば退席可
- ライティングは、PC入力か手書きか選択可
ヘッドフォンで音声もきれいに聞こえた!
終わってすぐ帰れたのが嬉しかった~
一番心配していたのは、リスニング&スピーキング。
他の受験生の声と重なってしまわないか、
音声がちゃんと聞き取れるのか、
不安に感じていました。
娘の感想としては、”始まる前に音声のチェックがあるから、余裕だったよー”と。
ただ、自分の声をしっかり拾ってもらえるか不安で、
大きい声ではきはきとしゃべる!! と心がけたようです。
事前にアドバイスしてあげればよかったのですが、そこまで頭が回らず。。。
はっきり、ゆっくり、大きな声で、
話すことを親子で確認しておくと安心です!
そして、実際に受験して、意外と良かったのが、6点目に挙げた、”早く終われば退席可!”というポイントでした。
英検2級は、受付開始から2時間45分の長丁場。
小学生の子供が、受付した時点から一人で戦うことになるのです。
大人でも緊張する試験なのに、
慣れない場所、初めての長時間受験、さらに年上の受験生に囲まれ、きっと心細くて仕方ないはず。
長女初受験の際、本当は、時間めいっぱい見直しをしてほしい気持ちはあったのですが、
そこはグッとこらえて、
”自分で見直しまで終わったと思ったら、出ておいで~!ここで待ってるからね!”
と送り出しました。
案の定、3番乗りくらいで颯爽と退席してきたのですが、
元々集中力がさほどついていない娘にとっては、それが限界だったように感じています。
あとは結果を待つのみ!よく頑張った!
英検SCBTのデメリット
- 受験級が限られる (準1級、2級、準2級、3級のみ)
- 4技能を1日で受けるため、受験時間が長くなる
- パソコン操作に慣れが必要
英検SCBTのライティングは、手書きか入力か選択可能です。
なので、パソコンへのタイピングに不安のある小学生には手書きがおすすめです!
パソコンとタブレットって違うんだね!
英検はパソコンなんだね!
えっ?いまさら??
一方、我が家ではまさかの落とし穴が・・・
実は、長女受験前に ”SCBTはパソコンで受験” とちゃんと伝えていたのですが、
なんと娘はパソコンとタブレットの違いを理解していないことが判明しました。
それも事前のシミュレーションというタイミング…
あまりないケースかとは思いますが、
普段タブレットに慣れている小学生とっては
ペーパーじゃなくて画面に問題が出てくる、と聞くと
”パソコン”、ではなく、”タブレット” と思い込むお子さんもいるかと思います。
念には念をということで、
パソコンだよ!マウスとキーボードで操作するんだよ!
と伝えておくと良いかと思います。
英検SCBT 受験対策
ここで、娘の受験対策として活用した参考書を紹介します。
使った本は、この2つだけ!
【音声アプリ・ダウンロード付き】
2023年度版 英検2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
こちらは、旺文社の刊行50年目を迎えるロングセラー『全問題集』シリーズ!
過去問6回分すべての音声(リスニング・面接)をアプリやダウンロードで聞くことができました。
さらに、QRを読み込むとオンラインで自動的に採点してくれるサービスがあり、これがとっても優秀!
スピーキング以外の3技能について、どこが合格点に達していないのか、
チャートで分析もしてくれるんです。
プチ反抗期の娘は、親に口を出されることを嫌がるのですが、
チャート分析だと ”リーディングの長文読解がまだまだなんだ~”
と自分の課題を自分で確認していました。
また、過去問を解く回が増すほどに、正答率が上がることも
チャートに反映されるので、モチベーションにつながったようです!
【音声アプリ対応】英検2級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)
英検単語集の超定番「でる順パス単」シリーズ!
1998年シリーズ刊行以来、ロングセラーの単語集です。
過去5年分の英検過去問題を徹底分析し、よく出題される語を「でる順」に掲載されており、
出る順別にA~Cまでランク分けされています。
単語だけではなく、熟語も掲載されていました。
出題頻度が高い単語からつぶしていけるので、
我が家では、まず出る度”A”のカテゴリーから一日3ページずつ単語の暗記
するイメージで効率よく単語力を底上げしていきました。
英検SCBT 受験当日の流れ
会場到着後 受験開始まで
いよいよ受験当日!
子供が不安にならないように遅刻だけは避けようと
受付開始時間の30分前には会場に到着。
受付窓口が開くまでの間、周りにはイヤホンをつけて、テスト勉強する中高生が大勢いました。
余裕そうにしていた長女でしたが、その雰囲気で一気に緊張…
しかも座って勉強できるスペースも限られていたので、立って単語を復習するくらいしかできませんでした。
受付開始前、あまり早く到着すると受験前に少し疲れてしまうので
受付開始時間頃の会場入りがお勧め。
スピーキング
SCBTでは、まず最初にスピーキングから始まります。
準備ができた人から開始ボタンを押してスタート。
周りが一斉に話始める様子に、緊張もピークになるお子さんもいらっしゃるかと思います。
緊張するとついつい焦って、早くなったり、声が小さくなってしまったりしがちですが、
ここは注意が必要!
なぜなら英検SCBTの場合、Attitudeについては、声量で判断されているそうなのです。
ゆっくり、はっきり、大きな声で声を吹き込むことを心がけると良いと思います。
聞き取れない場合には、”もう一度聞くボタン”を押せばOK!
リスニング
スピーキングの次はリスニングです!
SCBTでもメモ書きすることは可能なので、過去問を解くときからメモ取りの練習をしておくと落ち着いて臨めそうです。
落ち着いてポイントをメモ取り!
さらに余裕があれば、該当するPartの設問の先読みを!
リーディング
続いてリーディングです。
SCBTでは、ペン、ハイライト、消しゴム機能が使えます。
また、見直しをしたい設問にはチェックを入れておくと、後でその設問に飛ぶことができるので、
このあたりの操作方法も事前シミュレーションで確認しておきましょう!
ポイントとなる箇所にはハイライトをつける!
見直し対象の設問にもチェックを。
ライティング
SCBTでは、手書きかタイピングか選べます。
受験級が上がり、文字数が多くなると、
タイピングの方が修正がしやすい等、メリットも多いのですが、
まずは、子供がストレスのなく回答できる方法を選択すればよいかと思います。
タイピングに慣れていれば、タイピングを。
不慣れな場合は、手書きを選択!
受験終了後
残り時間はスクリーン上に表示されていますが、
試験が終わった方から退室可能です。
実際に、長女受験時には、かなり早めに終了して出てきました。
会場から出てきたところで親の姿が見えないと不安だと思うので、
多少余裕をもって、お迎えに上がることをお勧めします!
早めの退室を想定してお迎えしましょう!
小5長女がSCBT受験をしてよかった点 まとめ
こうして小5娘の初めての英検受験が終了しました。
単語を一緒に覚えたり、面接練習に付き合ったり、今となってはこれもよい思い出です。
娘も無事合格を手にすることができて、
高い目標だったけど、努力すれば必ず力がついてくる!ということを実感したそうです。
こんなに小さいのに大変かなと思っていましたが、
級取得だけでなく、娘が目標をもって取り組み、最終的に達成感を感じることができたので、
本当に良い経験をさせていただきました。
- 子供がやる気になっているうちにすぐ申し込みできたので、モチベーションを維持しやすかった
- 1日で受験完了できた
- どれほど力がついているか図る良い機会となった
- 級取得だけでなく、一周り成長することができた!
合格できて、ほっとした~
次は準1級目指してがんばります!
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